2019.09.09

「うがい」と「手洗い」ちゃんとできていますか!?

日常の健康管理や感染症予防に効果的なうがい・手洗いですが、正しいうがい・手洗いを実践できている人はどれだけいるでしょうか。今回はその行い方をまとめてみました。

うがいは3回!

空気中に漂う微生物や手に付着した微生物は口や鼻から入り「口」や「のど」に付着します。
これを放っておくと、微生物が繁殖し風邪などの感染症の原因となってしまいます。感染症予防には微生物が繁殖する前に洗い流すことが大事です。

  • お水や緑茶(約60mL:コップの半分より少し下くらいが目安)や希釈したうがい液(薄すぎても濃すぎてもダメ。使用方法を守って希釈)を用意します。

1回目! 食べかすを取り除くために口に含んでうがいします。
(クチュクチュ、ペッ!強くクチュクチュしましょう)

2回目! 上を向いて「のどの奥に届かせる意識で」15秒くらいうがいをします。
(ガラガラ、ペッ!むせないように気を付けて)

3回目!仕上げにもう一度ガラガラ、ペッ!をして終了です。

手洗いは30秒以上!

見た目がキレイでも微生物はあちこちにいます。色々な場所に触らなければならない「手」は微生物がどうしても付着してしまう場所です。
しっかり手洗いを行い、微生物を洗い流してしまいましょう。

手洗いは「日常手洗い」「衛生手洗い」「術前手洗い」の3つに分類されます。ご家庭では「日常手洗い」か、日常手洗い+アルコール消毒となる「衛生手洗い」が良いでしょう。

手洗いの各パーツで5秒!

日常手洗いはイラストの各パートで5秒ずつ洗います。だいたい30秒~60秒くらいかかるでしょう。流水と石鹸を用いてしっかり洗いましょう。
そしてしっかりとペーパータオルや清潔なタオルで拭いて「日常手洗い」は終了です。
ここからアルコール消毒液を用いて同じように各パーツを消毒し、乾燥させれば「衛生手洗い」もOKです。

付録:今回の薬用植物

「トウキ」

トウキ(当帰、Angelica acutiloba)は、セリ科シシウド属の多年草。
キキョウ類 campanulids セリ目 Apiales セリ科 Apiaceae シシウド属 Angelica トウキ A. acutiloba
本州中部地方以北の山地の岩の間などに自生し、栽培もされる。全草に強いセロリに似た芳香を持つ。漢方では通例、根を湯通ししたものを使う。体を温めて血行を改善し冷えを除く作用や、瘀血による痛みをとる。

含まれる主な漢方薬
当帰芍薬散、加味逍遙散、十全大補湯、補中益気湯など

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