第58回日本薬剤師学術大会
2025年10月12日~13日にかけて第58回日本薬剤師学術大会が京都府にて開催されました。 当社からは6名が参加しました。 第58回日本薬剤師会学術大会の演題テーマは、薬剤師実務に直結する内容が中心です。特に在宅医療、地域連携、災害医療、感染症対策、小児・周産期医療など、現場での課題に即した発表が多く見られます。大会テーマの「プロフェッショナリズムの涵養」に沿って、薬剤師の専門性・責任・継続学習に焦点を当てた演題が多く、かかりつけ薬剤師の取り組みや介入効果、医療チームや地域連携の実例報告も豊富でした。 ハイブリッド形式で現地参加・オンデマンド視聴が可能であり、後からオンデマンドで視聴できるため、時間や場所に縛られず効率的に学習できる点は良かったです。今回の学びを日々の業務に活かし、より質の高い薬剤師活動につなげたいと感じました。

大会1日目に「味評価装置を用いたタミフルの苦みをマスキングする飲料に関する検討」という題目でポスター発表を行いました。タミフルはインフルエンザウイルス感染の治療に用いる薬であり、苦みが特徴的な薬です。薬の苦みは小児患者が薬の服用を継続していく中で大きな障壁で、服薬を中断する理由にもなっています。その苦みを軽減できる飲料について味評価装置を使って調べ、発表しました。結果としては装置上ココアが一番苦みを感じさせないという結果になりました。ポスター発表では小児科の門前薬局に勤務している薬剤師にお越しいただき、意見交換など行うことが出来ました。

