2020.04.01

その薬の飲み方間違っていませんか!?

お薬は何かしらの理由があって朝食後や寝る前といった指示がされます。しっかりと指示された通り服用しないといけませんが、食間、頓服といった少し耳慣れない表現や、普段、朝食を食べない人が朝食後の指示が出た時どうすれば良いか?等をまとめてみました

基本のき

薬はコップ1杯の水またはぬるま湯で服用しましょう。ジュースやアルコール等で服用すると効果に影響する場合があります。また、薬の効果を調べて許可を出す試験の時は水やぬるま湯で服用するため、それ以外で服用すると効果の保証が出来ないという側面もあります。よくある指示

よくある指示

〇〇食後・・・食事後、だいたい30分くらいまでに服用
〇〇食前・・・食事前、だいたい30分くらい前までに服用
寝る前・・・・就寝30分くらい前に服用

食間や頓服って?

・食間・・・食後2~3時間してから服用 食事と次の食事の間に服用します。
・頓服・・・必要に応じて服用 発作時や症状のひどい時などに服用します。

朝食は食べないけど朝食後の薬が出た!

吸収や効果の点、胃腸障害の予防目的で食後と指示される一方で、飲み忘れ防止のため等、別に食後でなくても良い理由で指示が出ている場合もあります。これは朝食後に限らず、他の服用時点でも当てはまる場合があります。困った時は自己判断はせず、ご自身の薬が薬だけでも服用しても良いものなのかどうか、薬局や病院に問い合わせてから判断しましょう。

付録:今回の薬用植物

「マオウ」

マオウ(麻黄、Ephedra)は、マオウ科マオウ属の常緑低木。 マオウ科 Ephedraceae マオウ属 Ephedra マオウ Ephedra Heab 北半球の温帯北部、亜寒帯の比較的乾燥した地域に分布する小低木。地上茎を用いる。発汗、解熱、鎮痛作用などがあり、悪寒、汗がでにくいもの、浮腫、頭痛、身体の疼痛などに用いる。鎮痛作用もあり、咳や喘息にも用いる。

含まれる主な漢方薬
麻黄湯、葛根湯、小青竜湯、防風通聖散など

一覧へ戻る